2010年1月27日水曜日

関東平野と地球影と将門


以前もこのブログでご紹介した『月刊とも』の2010年1月号の表紙にて、

「地球影(ちきゅうえい)」なるものが紹介されていました。

冬のお天気の日、空気が澄んだ日、日の出や日没時に太陽の反対側に濃藍~ピンクのなんとも神秘的なグラデーションが見れるのだそうです。

これは、太陽が水平線や地平線の直下にあるとき、地球の表面が太陽とは反対側の空に影となって映し出されることで見れる現象なのだそうで、まさに、宇宙の神秘を体感できる空の一大パノラマショー!!


関東平野は全国でもめずらしい、360°見渡せる数少ない絶好の地球影観測スポットなのだそうです。


奉公人1は最近、別名「将門ライン」でお馴染みの(?)つくばエキスプレスで通勤しているので、

この「とも」情報を入手してからは毎日のように関東平野をつっきる車中から日暮れを心待ちにしておりました。
すると!柏の葉のららぽーとへおでかけした際に、ちょっといい感じで空がピンク色に!

急いで空を見渡せる高台までダッシュ!結果、この写真がとれました。


一番大事な、藍色の部分はもうほとんど見えませんね。はい。残念。

将門公の活躍した平安時代から千年とちょっと。
この地球という惑星からすると、一呼吸くらいなものかもしれません。



きっと、この関東平野を馬で駆けていたであろう将門さんも、この地球影の神秘的な空を見上げたことでしょう。

来月、2月14日は将門公の1071年目の命日ですね。

空を仰いで遥か昔の英雄に想いを馳せてみるのでした。

2010年1月22日金曜日

☆初花☆



今年初めてつく花を「初花」というのだそうですね! このお花は「蝋梅(ろうばい)」です。
そう、まるで蝋でつくったかのように、つるつるした綺麗なお花をつけるのです。
梅という名がつく通り、本当に芳醇ないい香りです。

さてさて、この「初花」という初々しさを常に心がける…というような言葉で 「常初花(とこはつはな)」という言葉もあるそうですね。
意味は、「いつも、はじめて咲いたかのように美しい花のこと、転じて常に初花をみる思いで心がひかれること」だそうです。
いやいや、女子として(奉公人1、性別初公開?)心に刻むべき言葉ですな…(なんだか反省)



ここで梅に関する端唄を少し…


  ♪ 梅は咲いたか 桜はまだかいな
   柳ゃなよなよ 風しだい
   山吹きゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな
(「梅は咲いたか」より。何と言っても有名な唄!)
  ♪ もしも私が 鶯ならば
   主のお庭の 梅の木に
   ほ、惚れましたとさ
   焦がれ鳴く声 聞かせたい
(「鬢のほつれ」の替え唄。“びんほつ”同様、しっとりとどうぞ~)
  ♪ 春風に 庭にほころぶ梅の花
    鴬とまれや あの枝に  ホーカイ
   そちがさえずりゃ 梅がものいう
   ここちする ホーホケキョ
(「月琴節/法界節」より。とってもおおらかで愛らしい旋律)

鶯宿梅…時期はちょっと先だけれど、神田の家のお庭にもウグイス来てくれないかしら。
今はメジロやヒヨドリがやってきて、お庭の実をついばんでおります。


余談ですが、奉公人1は酒屋さんの鶯宿梅も大好きです。はい。

2010年1月14日木曜日

神田明神へ初詣 

みなさま、明けましておめでとうございます。
本年も「神田の家」おせん共々宜しくお願いいたします。

初詣は神田明神でと思っていたのですが、あまりの人出に(わかってはいたのですが)ひるんでしまい二回も途中で帰ってしまいました。しょぼん。


いやはや、すごい人です。


しかし三度目の正直、お仕事中こっそり神田の家を抜けてお参りに行きました。すみません!!おかげでやっと心が落ち着きました。ほっ。
10日には家族で神田明神にお参りをし、恵比寿様にお祓いをしていただき、ふるまいの豚汁もいただき、今年もいいことが起こるような予感がしました。おめでたい!(私が)

2010年も多くの人が「神田の家」を訪れて下さる事を願っております。
神田の家をご覧になったお客様に頂く言葉で多いのが、
「木造の家は気持ちが落ち着く」と「この家に住みたい」です。
本当にその通りですね。
やはり木の家が人間の心を癒し、遠藤家の人々が生活してきた空間と時間が人の心を落ち着かせてノスタルジック、郷愁を誘うのでしょうか。


 「神田の家」の界隈もビルやマンションが立ち並び、木造の家は本当に少なくなりましたね。
「神田の家」に遊びに来ていただいて、心なごませて頂けましたら私たちもうれしいです。
 こんな意味での「神田の家」の価値も大きいですね。

神田の家にはたくさんの種類の椿があります。

赤、ピンク、この木は白い花が咲きました。

2010年1月4日月曜日

☆謹賀新年☆

新年あけましておめでとうございます。


今年も、お隣りの神田明神は参拝にいらした方たちでいっぱいです!

お正月は将門公よりも大国様の出番なのでしょうか?ご利益にあやかるべく、氏子その他、善男善女(これは仏教系の言葉かしらん?)が新年の挨拶にとぞくぞく足を運んでいらっしゃいます。


ふりかえってここ、宮本公園はというと…



わりと呑気な風景ですね。参拝を終えた方たちがゆっくりとお正月のしつらえを見学していかれています。

こんなところに家が建ってるなんて知らなかった!という地元の方や、
いつも見てたけどはじめて門の中まで入った!という方も。
あの、柳にお餅がついているのって、何て言うんだったかしら…?なんて声も。(餅花ですね!)


お正月のしつらいもご覧頂きたいのですが、これらは実物を見て頂くのが一番!
なのであえて写真は載せません。
でも、せっかくこのブログにお越し頂いた皆様に一つだけご紹介しましょう☆
奉公人1が個人的にイチオシの書!
土間へ入った裏に掛けているので見落としがちなのですが…
今年の干支にちなんで 「虎嘯處風生」
市河米庵という、江戸時代後期の書家による作品です。
考えてみると、干支の中でも蛇と(竜と)イノシシと比べたって…一番強い動物ですよね。
どんな寅年になるのか…どんな風が吹くのか…!?
本年の皆さまのご多幸を、スタッフ一同でお祈りしております。


なお、背中に撫子を背負った半纏姿のスタッフには、いつでもお気軽にお声掛けくださいませ。
本日いらした方に「おじょうちゃん、半纏似合うね!」と褒めてもらって新年早々に嬉しい奉公人1でした~