2010年7月28日水曜日

日本の夏、「神田の家」の夏


夏です、真っ青な空。連日真夏日です。

「神田の家」では建具を通常、襖や障子のものを、
御簾の建具に付け替え、風通しをよくし、見た目にも涼しくなっています。

さらに風が吹くと江戸風鈴がちりちりと鳴り、
蝉はしのぎを削るように鳴き合い!
蚊対策の蚊取り線香はもくもくと燃え上がり!!
連日35度を越える真夏日!!!

まさに五感で夏を感じられる、
江戸の古き良き日本の夏という感じに仕上がっています。

しかし現代人のおせんには、ちと辛いです。

できるなら、夕涼みで散歩がてらに、ひぐらしの声をききながら
ライトアップされた「神田の家」を見にきてください。

夜は5時で終了です。公園から眺める「神田の家」もきれいですよ。
8月は「神田の家」はお休みになります。

2010年7月15日木曜日

ほおずき


お盆のお飾りで、神田の家にもたくさんのほおずきを飾っています。
冠木門から柵にずらりと掛けられたほおずきは圧巻です。
ほおずきは鬼灯とも書き、お盆の盆花の役割だけでなく、
赤い盆提灯にもみたてているそうですね。 

子どもの頃はほおずきの実をほぐして、種を抜き笛にして遊んでいました。
これが実をほぐす時、途中で実の皮がやぶれたりして、失敗してしまいます。
でも、けっこうこのほぐしが楽しく癖になっちゃうのです。 

やっと成功して笛ができても、うまく鳴らないのですよね。
コツがいるみたい。
どんな素敵な音がするのだろうと一生懸命練習していると、
かえるがギュッギュッと鳴いたような音が、、、、。
一緒に笛を吹いていた母親が「この音だ!!」と言いました。

私は正直ちょっとがっくりしました。
もっときれいな音がすると思っていたのに、、、。
そもそもほおずきとは、こんなものなのか。
それとも、ほおずき笛の世界はまだまだ奥が深いのであろうか、、、。

今度ほおずきをもらって、ひとつ吹いてみようと思います。
また、カエルの鳴いたような音なのか、
それとも小鳥が鳴いたような音は出せるのであろうか?

小鳥に近づくには、どれほどのほおずきが必要なのだろうか?
神田の家のほおずきがなくなったら私のせいです。(もちろん冗談) 

ほおずき武者修行者筆