江戸時代、「一生に一度はお伊勢参りを」と大流行したお伊勢参り。
…ということで、奉公人1は10日の京都の首塚のお祓い出張の帰りにこっそり「ぬけ参り」としゃれこみました!
「旅は道連れ世は情け」 という言葉がありますが… 初日は京都のお宿で出会ったかわいいフランス人の女の子と連れだって11日の午後に伊勢市入りすることに。

まずはさっそく「外宮(げくう)」さんへお参り。
日差しも柔らかいお参り日和。二人は自然と言葉少なに境内へ。
「外宮さん」(近隣の方たちは“さん”付けで呼ぶそうです)は衣食住を司る神様、「豊受大御神」さまを祀りしているお宮です。
御正殿の門の入口には白い幕がかけられていて、奥のお社は見れません。社新撮影も禁止です。この「秘密のベール」越しに、日頃の感謝をお伝えしました…食事の神様…むしろ万年ダイエッタ―を自称する自分を改めて恥じる瞬間でもありました。
緑のグラデーション。花は見かけないけれど、「風薫る」という風情の景色の中、 日本最古の建築様式と言われる「唯一神明造り※」のお社が静かに鎮座しておられました…
行く足の先に落葉がはらりと落ち、 フランス少女の「これは神さまからのメッセージかな」 …なんて、かわいい発言に癒されつつ…
日本語勉強中の彼女は、とっても詳しく神道のことを知っていました。
建築様式のことも学んおり、外宮さん千木(屋根の飾り)を見て
「コレハ男ノ神様デショ!」と一言。
…と、なにやら思い出したかのような複雑な表情に。
「アマテラスハ女ノ神様ノハズナノニ…」
…どうやら彼女は去年もお伊勢参りに来ていながら、外宮さんしか知らず、内宮を参らずに伊勢を後にしてしまっていたそう。なので今回は一年越しで内宮参拝。 友達が出産をひかえているので安産のお願いをするんだ!とのこと。
うんうん。国籍、人種違えども、お願いすることは一緒よね。
夜には名古屋の友人と合流。
翌日は二見浦で夫婦岩を拝んだ後(一同未婚)いよいよ天照大神の祀られる内宮さんへ、イザ!
※「神明造」のお社といえば、神田明神の末社の末廣稲荷神社と三宿・金刀比羅神社もこの造りですね。
個人的には末広稲荷のぷっくら感が大好きです…!必見!!
(お詫びと訂正:なお、唯一神明造りは神宮のみの作りなのだそうです!当初、上記2社の説明も唯一神明造りと紹介してしまいました~失礼しました!)
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