2011年6月21日火曜日

上野清水堂不忍ノ池 の巻

ジェットコースターじゃないよ。


どうも、今回は上野です。
江戸紫は学生の時から上野の良心価格婦人服店ABABさんが大好きでよく上野には出掛けるので
上野が描かれているとなんとなく愛着がわきます。

上の絵は奇妙な形をした「月の松」。残念ながら今はありません。
なんでこんな形になったんでしょうね。
一種の病気なのか、
それとも誰かが毎日通い、少しずつ力を加えて完成させた汗と涙の傑作なのか。







こちらが清水堂。
ここから不忍池や弁天堂、本郷大地の大名屋敷を一望できたのです。
寛永8年(1631年)、京都の清水寺を模して建立されたそうです。
たしかに構造は似ていますが、
下方に木々が少ないので、
こちらの清水の舞台から飛び降りたらきっと大変です。



ここは不忍池の中にある弁天堂に続く参道です。
今はこのあたりは食べ物の屋台が沢山並んでいますね。
学生時代にフィールドワークと称してこのあたりの屋台を食べ歩きながら
お店の方々とお話したことを思い出します。




このあたりは随分と桜がきれいだったようで
吉野桜、山桜、八重桜など、咲く時期が異なる桜を植えて
長く花見の楽しめる場所だったそうです。
ただ、いろいろと花見の規制が厳しかったこともあり
若い人たちは飛鳥山や向島に行って
こちらはお年寄りが多かったんだそうです。

今年は叶いませんでしたが、来年は上野でもお花見がしたいものですね。







ちなみに、広重は月の松を気に入ったみたいで
月の松オンリーの「上野山内月のまつ」も江戸百景の中に描いています。

0 件のコメント: