2010年6月19日土曜日

「江戸百」展示も今週末まで


この度の復刻版画展示も、今日と明日の2日を残すのみとなりました。

初めの土日(5、6日)には予定どおり、浮世絵の摺り師さんによる実演と希望者の摺り体験を行いました。

摺り師の松崎氏。バレンは職人さんが自分でつくるものなのだそうです。

摺り体験を笑顔で見守る松崎氏。

あんなに軽々やっているように見えましたが…力加減が難しい!

15日には、国際浮世絵学会会長の山口先生にお越し頂き、名所江戸百景の成り立ちについてお話して頂きました。
歌川広重の生い立ち、出版された江戸末期の時代背景など…様々な浮世絵を見せて頂きながらの講演会でした。

お隣・神田明神の明神会館「平成の間」にて開催されました

当時の浮世絵出版事情について、彫師さんの隠し落款のお話まで…
山口先生、貴重なお話ありがとうございました☆
神田の家で本画をご覧になって購入される方も。
ゆかりの地を選ばれる方も、有名な絵を購入される方も。
この機会に! 貴方も浮世絵オーナーになってみませんか!?
平成の世の彫り師さん、摺り師さん、そして版元さん一同の心意気が詰まっております。

2010年6月16日水曜日

杉苔


6月です。梅雨入りしました。
暑くてじめじめして、いたるところにカビが生えそうです。
今の季節、「神田の家」でいちばん喜んでいるのは 杉苔だけのようです。

「神田の家」の庭には杉苔がたくさんあります。
杉苔は関東では土が合わず育ちにくいらしいのですが、
「神田の家」の杉苔はすくすくと育っています。
この間まで甘やかしすぎたせいで、 ヒョロっと長く細く育ってしまったものを
先日からスパルタ教育で、水を減らし大地に根をしっかり張れと
厳しく育てていたら、枯れてしまいました。

しかし、この梅雨入りで息を吹き返しさらに、
鮮やかな緑となって蘇りました。

苔はマイナスイオン(今や死語)をたくさん出し、
ヒーリング効果もあるみたいです。
私は苔に降りかかる笹の葉を取りながら、
ささくれ立った?心を癒しております。
苔に直接触れることで、さらに効果アップです。

心身共にお疲れのみなさま、苔にかかった笹の葉を取りに来ませんか? 
杉苔があなたの疲れを癒してくれますよ。
仕事帰りに笹の葉一枚、家事の合間に笹の葉一枚。
あなたは癒される、お庭はキレイになる、まさに一石二鳥ですね。

2010年5月20日木曜日

薪能

5月18日に、神田明神で行われた薪能へ行ってまいりました。

能・狂言といえば、学生の頃に「日本芸能史」という授業を
受けてはいたのですが、 実際の能・狂言を見るのはほぼ初めて
(テレビで見るくらい、ははは)でしたので、
とても興味深く拝見させていただきました。

社殿に特設舞台が組まれ、薪が焚かれています。
日が沈み周囲が暗くなる毎に、明かりに照らしだされた舞台が
輝きを増していきます。

能の装束、面、洗練された動きや仕草、地謡に囃子方 
全てが合い重なって 幽玄の世界を作り上げています。
隣の紳士が謡本(能の稽古に用いられる語りやらを書いた本)を
持ってらしたので、こっそりと横眼で見させていただき、
さらに理解を深める事ができました。(本当にはしたなくてごめんなさい)
次回からは自分で準備しておきます。

また、うってかわって狂言は人間の滑稽さ狡猾さを物語る「笑いの芸術」と
言われています。ストーリーの面白さだけでなく、
ちょっとした動きや間合いでも笑いをとる、関西人もびっくりの芸術でした。
大笑いでとても楽しめました。

日本の伝統芸能に触れるのもいいですね。
これを機会にもっと伝統芸能に親しんでいきたいと思いました。

2010年5月14日金曜日

~ 「名所江戸百景」復刻版画展示会のお知らせ ~



この度、東京伝統木版画工芸協同組合さん(以下木版組合さん)との共催で、ここ神田の家にて「江戸名所百景」の復刻版画展示会を行うことになりました。
この浮世絵シリーズは、「東海道五十三次」の浮世絵で一躍江戸の人気絵師へのぼりつめた歌川広重の晩年の作です。

木版組合さんは本部がここ神田の家からほど近い、湯島聖堂すぐ裏にありまして、
日本の技術をこのまま失ってしまってはいけない!という篤い思いで活動していらっしゃいます。
そもそもはお宮から頂いたご縁から、この度共同で企画展を開催する運びと相成りました。


わずか数百年前の神田明神界隈…こんなに景色が変わってしまったんですね


百景とはいえ、合計すると119枚にも及びます。(目録含めてちょうで120図)
その図柄は四季ごとにまとまった数があるので季節ごとの展示もできるのですが…

ここはせっかくなので、もうここは一挙に!公開してしまうことに。


皆さまお誘いあわせの上、是非足をお運びくださいませ~


是非、よーくよく見て下さい。版画師さん、刷り師さんの綿密な技術が詰まっております



120図もあると、皆さん必ず1枚は愛着のある場が取り上げられているのでは?

< 以下ご案内 >


日時:平成22年6月4日(金)~20日(日)

会場:神田の家

摺り師による実演:6月5日(土)6日(日) 神田の家軒下前にて

(先着10名様は摺り体験可能。有料)

屋外展示:無料 

屋内展示:¥1,500 

2010年5月11日火曜日

神田祭り




私ごとですが2年ほど前、訳あって西のほうからこの東京へ引っ越してまいりました。
そしてご縁があり、「神田の家」に半年ほど前からご奉公に上がっております。
というわけで、恥かしながらこの度、東京の祭り“神田祭り”を初体験いたしました。

今年は蔭祭りですが、神社大神輿、平将門命の大神輿が渡御されました。
半纏に股引きに足袋、きりりと鉢巻を撒き粋な祭り衣装に身を固めて、みんな神輿が出るのを今か今かと待ち構えています。

笛や太鼓のお囃子が鳴り響き、お御輿が担ぎだされました。
担ぎあげる威勢のいい掛け声とともに、大きな歓声が沸き起こります。
われが我がと神輿を担ぎ、人と人、肌と肌がぶつかり合うくらい一体となって進んでいきます。すごい気合いと迫力を感じました。

「祭り好きな神田っ子にとってこれほど血が騒ぐものはない」
これは先代の言葉ですが、 本当にそうなのだと実感しました。  
担ぎ手だけでなく、神田祭りのその場にいる全ての人が連帯感で繋がります。
神田祭り初心者の私でさえ、胸が熱くなり、目から暖かい物がこぼれそうになりました。
東京住んで、こんなに江戸っ子文化にふれる事ができ、とても幸運だと思いました。
来年は本祭、この一年で江戸っ子度をさらに上げていきたいと思います。
ふふふ。




2010年4月28日水曜日

こどもの日



神田の家に鯉のぼりがあがりました。

毎朝、近所の保育園の子どもたちが宮本公園へ散歩にきます。
みんなで大きな声で ”屋根より高い鯉のぼり~~~~”と歌いながら
とことこ歩いて来るのです。
かわいい、、、とってもかわいい。

今は街中で大きな鯉のぼりを立てている家はなかなかないですからね。
天気のいい日には、機嫌良く鯉のぼりが泳いでいますよ。

土間のほうには菖蒲を生け、”鎧かぶと”、”牛若丸のからくり人形”も展示しています。
この牛若丸は、八代目玉屋庄兵衛が作成したもので、
とても凛々しく美しいお顔立ちの人形です。
もちろんからくり人形なので、動きますよ。

男の子のお祝いにふさわしい、立派なしつらえになっていますので、
遊びにきてくださいね。


2010年4月16日金曜日

祝!一周年☆

月日の流れは早いもので…

神田の家も、気づけばオープンより1周年の節目を迎えることとなりました。


お越し頂いた方にはご案内の際にお話することがあるのですが…この家が府中から神田に里帰りするにあたって、神田の地域内のどの地に移築するかなかなか決まらず計画が進まない時期が長く続いていたそうです。

最終的に大手町寄りの地への移築が決まってようやく話しが進む…と思った直後に、現在の駿河台上、宮本公園へ変更になり、今に至るのだそうです。

移築工事をして下さった大工さんによると、

「家は、建つ場所を自分で決める」 …と職人さんたちの間に言い伝えられているのだとか。

神田の家の主は、神田明神の氏子総代さんを務めていました。(神田の家HP、「遠藤家と将門塚」参照)。
ここで働く一スタッフとしては、そんな背景のある家がお宮のすぐ隣、ここ宮本公園へ移築されることになったのはひとかたならぬご縁を感じずにはいられません。神田の家も、けなげにこの地を選んでやってきたのでしょうか。


「家を建てるときは一本の樹のように」 とは中村棟梁が竣工式の際に仰っていたお言葉。


ソフト面での活動という観点からも、まさに樹のようですね。
私たちの取り組みもこの地に深く根を張り、豊かに枝を伸ばして…お越し頂いた方たちの心の中に実りをつけられるよう、スタッフ一同さらに邁進してゆきたいと思います。

このブログを読んで下さっているコアな方々…今後ともどうぞ、ご指導ご鞭撻のほどお願いいたします!


鯉のぼりを揚げました!端午の節句ももうすぐですね。