陰陽師である安倍晴明が、平将門を鎮める話。
そこでは将門の娘である「滝夜叉姫」が物語を艶やかに彩ります。
滝夜叉姫は平将門の死後、
妖術を身につけ父親の敵を討とうとした、という伝説が残っています。
相馬の古内裏 歌川国芳 |
清書七伊呂波 豊国 |
江戸の花 名勝會 豊国三代 |
数々の浮世絵に描かれてきた滝夜叉姫。
着物の柄も様々です。
桃色のかわいらしい印象 |
蜘蛛の巣柄の打掛 |
手に持っている物も、妖術の皆伝書、相馬の錦等、異なっている |
古典歌舞伎「将門 -忍夜恋曲者-」で登場する滝夜叉姫は
灰色地に蜘蛛の巣柄が印象的な打掛でしたが、
新作「陰陽師」の滝夜叉姫は、
青紫のとても綺麗な色遣いの衣装でした。
さて、井政では
今月12日に「常磐津将門の語りを聴く会」を開催します。
若手の常磐津奏者が滝夜叉の伝説を語り歌います。
今回も少人数制。
ご興味がございましたらこちらをご覧ください。
http://kandanoie.com/about.html
0 件のコメント:
コメントを投稿