常磐津「将門」の語りを聴く会 第2回 が
先日12日(土)に井政にて行われました。
「将門」という演目ではあるが、物語の舞台は将門公の死後。
将門公の"皇居"が荒れ果てて古内裏となり、
鎮守府将軍源頼信の命を受けた大宅太郎光圀が探索に来る。
そこに遊女に身をやつした滝夜叉姫(平将門の娘)が現れ、光圀と接触する所から物語は始まります。
演奏前、常磐津松希太夫さんによる解説では、
「将門」の場面展開の説明に加え、
常磐津独特の歌い回しを披露して下さいました。
夕日が闇夜に消える頃、演奏が始まりました。
岸澤式松さんの三味線と常磐津松希太夫さんの語りを
近距離で堪能する贅沢な瞬間。
闇と光と静けさが相俟って
第1回とはまた違う、滝夜叉姫の妖艶な雰囲気が感じ取れた一夜でした。
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