はいどうも江戸紫です。
今回も、神田の家に展示中の雛道具からおひとつ紹介いたしましょう!
ご覧の通り、本です。
いわゆる豆本とか雛本と呼ばれている、小さな書物ですね。
右側から「源氏物語大意目録」、「幻 匂みや」、「夕きり 御法」と
表紙に書いてあります。
そうです。源氏物語は嫁入り道具だったんですね。
「嫁ぎ先の旦那が浮気しても気にすんな、そういうもんだから。」
って言われてるような気がするのは江戸紫だけでしょうか。
では早速、「源氏物語大意目録」から中身をのぞいてみましょう!
源氏物語はプレイボーイのヒカル君が主人公の恋愛アドベンチャーだよ、と書いてあります。
末摘花と言えば昔、
ウリナリのコントでウド鈴木さんが演じていたのが思い出されます。
この雛本には、
38帖夕霧、39帖御法のあらすじが書かれています。
源氏物語は読んでおかないと教養がないと思われていた時代。
ただまあ、全部読むのは時間がかかりますからね。
とりあえずあらすじだけでも知っておこうという庶民の知恵ですね。
江戸紫も漫画版でしか読んでません。
巻頭に挿絵が入っています。
ヒカル君の長男、あまりモテない夕霧君のお話。
この「御法」でヒカル君最愛の紫の上が死んでしまうんですよね。
40帖幻、42帖匂宮。
「幻」の話は非常に切ない…!
紫の上を忘れられないヒカル君。
紫の上からの手紙を全て破って燃やすシーンは
中学生の時に読んで号泣しました。
「大空をかよふまぼろし夢にだに見えこぬ魂の行く方たづねよ」
というわけで、神田の家では3月いっぱいまで
雛飾りを展示しております。
8の付く内覧日にどうぞお越しください^^
http://kandanoie.com/about.html
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