はい、昨日に引き続きまして
今日は京都神田明神例祭の様子を詳しくお伝えいたします。
ところで皆様、神社のお祭りって参列したことありますか?
お神輿を担いだり、屋台でチョコバナナを買ったりしたことのある方は多いかと思いますが、
祭祀に参列となると、あんまりないのではないでしょうか。
かく言う元巫女江戸紫も祭祀を始終見るってことは数えるくらいしかなく、
自分が舞を奉仕するお祭り以外は他の仕事で走り回っていたので(巫女はなるべく走っちゃいけないんですけどね)、
今回は貴重な機会をいただきました。
お祭りの手順としては、地鎮祭やなんかとほぼ同じなのですが
ご存じの無い方のために、追って説明いたしましょう。
修祓(しゅばつ)
まず神職さんが祓言葉っていう呪文みたいものを奏上します。奏上の間、かなりの角度で腰を曲げなくてはならず、
巫女時代は罰当たりにも早く終わらないかなと願っていた時間でもありました。
まったく巫女の風上にも置けません。
神職さんが持っているのはお榊です。これをわっさわっさと振ってお祓いするわけですが、
よくアニメとかコメディードラマとかでは激しく振りすぎてるのが印象に残ります。
正式には左、右、左に振るだけでいいんです。
そういう業界の方は覚えておいて頂けると精神衛生上助かります。
降神
神職さんが「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」とお腹の底から声を出して文字通り神様(ここでは平将門)に降りてきてもらいます。
かなり大きい声なので初めての人はびっくりします。
経験から申し上げますと、神職さんが太っちょであればあるほど迫力があります。
献饌
お供えしたものを神様に食べてもらいます。
祝詞奏上
先ほどの祓言葉以上に長時間腰を曲げる、自分との闘いの時間です。今回のお祭りの報告、といいますか、感謝の念というか
そういったものを神様に伝える場面です。
神職さんが持ってる祝詞は手書きなんですよ。
こういった所はデジタル化されない良いところですね。
用意するのに時間がかかって大変なんですけどね。
清祓
逆光ですみません。これでもフォトショで補正したんです。。。鳥居が新しく建立されたので、その鳥居をお祓いします。
切麻(きりぬさ)という紙吹雪みたいなものでお祓いします。
玉串拝礼
参列した人が玉串を持って神様にごあいさつします。玉串を受け取ったら、時計回りにくるっと回して根元が神様の方向を向くように置くのが正式なやり方です。
今回は、空也堂のお坊さん、芸艸堂の方、町の方々や神社を日々守ってくださっている料理屋の緒方さん、
もちろん神田の家スタッフも拝礼しました。
とても狭い神社なのですが多くの方に参列いただて、きっと将門さんもお喜びでしょう。
念仏…読経?
逆光ですみません。空也堂の方々に念仏…というのでしょうか、お経?
すみません、不勉強な江戸紫、仏教の事がよくわからないのでどなたか教えて頂きたいのですが、
とにかく、将門公の供養のために唱えて頂きました。
撤饌
お供え物を下げます。下げるといっても動作としてはふたを閉めるだけです。
昇神
「おおおおおおおおおおおおおおおおお」と言って神様にお帰り頂きます。流れとしましてはこの様な感じです。
お祭りを体験いただけましたでしょうか。
明日は京都神田明神例祭ルポ 後篇です。お楽しみに。
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