どうもえどむらです。
さて今日は名所江戸百景に戻りましょう。
今日はこちら、『日本橋通一丁目略図』
現在の日本橋交差点から日本橋を望む景色です。
相当日差しが強いのでしょうか、皆日傘をさしています。
この時代は男性も笠をかぶれましたから
現代のサラリーマンの夏より快適でしょうね。
真ん中に御幣を付けた二重傘をさしているのは
かっぽれの大道芸人たち。
その後ろを歩く、笠をかぶり三味線を持った女性は
義太夫を語る女太夫と言われています。
構図からして彼女がこの絵の主役だとも言えなくないように感じます。
多くの店が軒を連ていますが
「東橋庵」と書かれたこちらのお店はお蕎麦屋さん。
蕎麦屋の出前が通る傍らには
真桑瓜(メロンの一種)売りが。
真桑瓜は日本では早くも縄文時代から食べられてきたようで、
美濃国真桑村(現在の岐阜県本巣市)でよく作られていたため、
この名が付いたそうです。
うしろのお店は
越後屋(のちの三越)と同じくらい繁盛した呉服店の白木屋。
白木屋大火は学校で習った気がします。
この白木屋、現在ハワイのアラモアナにあります。
shirokiyaホームページ
えどむらは行ったことがありませんが、
ワイハに詳しい知人によると日本人のお客さんが多いそうです。
現在の同地点からの写真がこちら。
白木屋の代わりにどどーんとそびえるビルは
三井不動産のコレド日本橋です。
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