この度、京都の神田明神にて第三回目の例祭が執り行われましたのでご報告致します。
お社は、将門公の首が晒されたという地「市の聖」と呼ばれた空也上人が供養のために石を建て、祀ったという言い伝えのあるところでございます。
民家の壁に塗りこめられているように祀られていたところを、一昨年からきちんとお祀りできるように改修してまいりました。
神田の家の主であった、遠藤達藏は神田明神の氏子総代を務めてまいりましたが、生涯を通じて将門公の研究を行ってきた人でもあります。
生前、この京都の地について「大切、大切」と書き残していたメモもあります。その遺志をつぎ、家族のものがこの事業を継ぎ、ようやく形になった次第です。
本日は、新釜座町からほど近い、空也堂の住職さんたちも参列して頂くことができました。
空也上人が将門公を供養した際、目印として建てたという説がある石。鴨川の「まぐろ石」というのだとか…
そして、今回は東京は江戸消防記念会の頭たちによる木遣りもあがるという、とても壮大な例祭となりました。ここのブログでも取り上げましたが、将門公の命日には浅草にある日輪寺にて将門公の法要が行われ、やはり木遣りがあげられるのです。将門公といえば、弱きをたすけ、強きをくじく!ということで江戸っ子の誇りだったんですね。
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http://kandanoie-imasa.blogspot.com/2009/02/blog-post_18.html
http://kandanoie-imasa.blogspot.com/2010/02/blog-post_25.html
神主さん、お坊さん、頭たち…感慨深い風景です
今年のご祭祀は、あらかじめ告知していたからか、近隣住民の方たちの参列も多くありました。うれしいことですね。
近隣の古老のおじいさまの話によると、「逆賊」とされていた将門公については家庭でも話にあげることすら憚られるような時代があったそうです。
将門公没後の1,071年という歳月を超えて、このような祭祀が執り行こなうことができたということ。改めて、考えさせられる日となりました。
さまざまな出会いやご縁に感謝しつつ…
これからも将門公の記憶、記録を守っていけるように神田の家スタッフ一同、務めてまいりたいと思います。
頭たちが貼っていかれた千社札!この遊び心が素敵です☆
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