2011年6月10日金曜日

する賀てふ の巻


さて、これは何の看板でしょう?
ヒント1 「呉服物品々」と書いてあります。








ヒント2 大きい風呂敷包みを背負っている人がたくさんいます。





この暖簾を見ればもうお分かりですね。

三越の前身、越後屋の看板でした。








通りを挟んで右側が絹織物を扱い、左側は綿や麻織物を扱っていたそうです。
今では右側が三井本館、左側が三越デパートになってますね。
越後屋は、当時としては画期的な新商法とイケメン店員の活躍により、
一躍大人気呉服店になりました。

ここ駿河町は富士山の眺めが江戸一と言われるほど素晴らしく、
それゆえに富士山があった駿河の国から名前をとって駿河町になったのだとか。
なんでもわざわざ富士山がよく見えるように道路が作られたというのは本当かどうか存じませんが…。

江戸は火事が多かったので
この越後屋さんも江戸時代は10回以上も火事で建て替えたそうです。
大変です。

ただ、安政の地震では日本橋地域は比較的小被害で済んだそうです。
安政見聞誌などで調べてみると、色々わかるかもしれませんね。

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